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ブルーノ・ワルターの論文「ブルックナーとマーラー」 [ブルーノ・ワルター (cond.)]

 10年近く前、ブルーノ・ワルターの論文を翻訳したことがありました。

 「ブルーノ・ワルターの全て」と言っても過言ではないくらい、愛すべきワルターを網羅的に扱ったサイト、Bruno Walter Home Pageの管理・運営をなされているDannoさんとお知り合いになり、「ブルックナーとマーラー」という論文の存在を知ったことが、そのきっかけでした。

 この論文は私の知る限り未邦訳であり、また、ワルター自身が語っているように、演奏家の視点からブルックナーとマーラーの関係について研究した初めての論文です。

 ワルターを愛する方のために、そしてブルックナーやマーラーを愛する方のために、と思い、誠心誠意翻訳に務めたものです。しかしながら、当時、私は英語学を専門としてはいましたが、音楽の専門用語、翻訳技能も甚だ未熟。ワルターの癖のある独特な語り口をできるだけ正確に逐語訳することしかできませんでした。

 あれから相当の年月が経過しました。Dannoさんのページにご掲載いただいている自分の訳文を見るたび、私は当時の未熟さに胸を痛めるようになりました。

 そこで、Dannoさんにお願いし、新訳をすることを決意しました。

 前回はワルターの独特の言葉遣いを如実に伝えることに腐心しましたが、今回の訳出にあたっては中学生・高校生のワルター・ファンの方々にも読んでいただけるようなわかりやすい翻訳を目指し、訳文を一新することにしました。

 相当な時間がかかってしまうことは覚悟していますが、誠心誠意努力したいと思っております。 


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melomane

大変なお仕事にとりかかられることを知り、ワルターファンの一人として、楽しみに致しております。

何事も健康あってのこと、どうぞご自愛くださいますよう、陰ながらお祈り申し上げます。
by melomane (2008-02-07 10:51) 

kitaken

melomane様

コメントをありがとうございます。自分のペースでゆっくりと取り組んでいきたいと思います。何事も健康が第一ですね。身体に気をつけて日々精進していきたいと思います。
by kitaken (2008-02-07 14:45) 

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